樹木に発生した病害虫への対処方法

生き生きと育つ植物は私たちに喜びと癒しを与えてくれます。

ところが病害虫が発生し、ほうっておくと被害が広がり樹木に大きなダメージを与え、元気のない姿に・・・。

これでは庭を愉しめませんよね。見つけたら早期に対処しましょう。

病害虫

対象樹木 害や症状および対処方法
アブラムシ

 

草花、野菜、花木、庭木、果樹などほとんどの植物に寄生する。 春や秋に大量発生。 新芽や葉裏に寄生して水分を吸い取り、ウイルスを媒介することで植物に害を与えます。

スミチオン乳剤・オルトラン液剤・マラソン乳剤など散布。

手の届く範囲であればベニカDスプレーで対処する。

カイガラムシ ヤマボウシ、カツラ、ソヨゴなど多くの樹木に寄生する 茎や葉に寄生し水分を吸い取る。排泄物が原因ですす病を引き起こす。大量に発生すると樹木に深刻なダメージを与えるので、早めに対処する。

手の届く範囲であれば、軍手などした手でこすり落とすのが最も確実。幹肌を傷付けないように注意してください。

冬季にマシン油を散布する。

イラガ(オコゼ)、チャドクガ

その他毛虫類

ジュンベリー、ブルーベリー、レッドロビンなど多くの樹木に寄生する 葉が食害され、丸坊主になるまで食べられることもあります。

触れると毒毛によりカブれ、湿疹に悩まされます。

スミチオン乳剤・オルトラン液剤・マラソン乳剤など散布。

手の届く範囲であればベニカDスプレーで対処する。

褐斑病

 

アオキ、マサキ、ヤマボウシなど多くの樹木に感染する。 カビの菌による病気。感染した葉は褐色、黒褐色になりやがて落葉します。成育が悪くなり、美観を損ねます。

風通しの悪いジメジメした環境に起こりやすいので、剪定するなどして風通しを良くする。

落ち葉、感染した葉や枝を切り取り処分する。

殺菌剤で消毒する。ベンレート水和剤、総合殺菌剤ダニコール、トップジンMなど

うどんこ病 バラ、サルスベリ、モミジなど多くの樹木に感染する。 ウドンコカビ科による病害。葉や茎がうどん粉をかけたように白くなる症状。生育不良になり、ひどい場合には枯死するなどの被害があります。

殺菌剤で消毒する。ベンレート水和剤、総合殺菌剤ダニコール、トップジンMなど

すす病 アブラムシ、カイガラムシが寄生する植物。 すす病を直接的に防除する有効な方法はありません。

定期的にスミチオン乳剤・オルトラン液剤・マラソン乳剤など散布し、アブラムシ、カイガラムシの発生を抑えることが、根本的な対策です。

 

ガーデニックでは剪定や消毒など樹木メンテナンスの施工も承ります。お気軽にご相談ください。